ケネス・スタージス・ボイヤー(Kenneth Sturges "Kenny" Boyer、1989年12月29日 - )は、アメリカ合衆国出身のプロ野球選手(投手)。
来歴[]
プロ入り~マイアミ時代[]
2008年MLBドラフト9巡目(全体242位)でマイアミに指名されてプロ入り。プロ入り当初は内野手だったが打撃が全く振るわず、2010年に強肩を生かすため投手に転向した。
2012年に3Aに昇格し、2013年にメジャーデビュー。この年は4試合に救援登板した。
2014年は2試合のみの登板に留まり、オフにトレードでニューヨークへ移籍。
ニューヨーク(NL)時代[]
2015年は22試合に登板。この年メジャー初勝利、初セーブを記録している。
2016年は3試合のみの登板に留まった。オフにKBO・大邱と契約。
KBO・大邱時代[]
2017年は韓国でプレー。抑え投手として起用され、55試合に登板し56.1投球回を投げ、3勝1敗28セーブ、自責点13(失点15)で防御率2.08を記録した。当初大邱は翌年の契約更新を目指していたが、ボイヤーが高年俸を要求したことで交渉が決裂。12月に、年俸1.1億円で日本の愛媛ブルークラウンズと契約した。
愛媛ブルークラウンズ[]
来日1年目となる2018年は、早々に日本球界に適応しセットアッパーに定着。6月から7月にかけては23試合連続登板無失点を記録するなど、最終的には69試合に登板し4勝2敗2セーブ33ホールドをマーク。最優秀中継ぎのタイトルは2ホールドポイントの差で逃したが、本人がシーズン終了後に「とてもエキサイトしたシーズンだった」と振り返るほどに充実した年となった。
2019年もセットアッパーとして61試合に登板。終盤に安定感を欠き9月だけで3敗を喫したが、2勝4敗32ホールドをマークした。
2020年は前年より登板数が増えて63試合に登板。34ホールドは自己最多で、防御率も2.76と安定していた。オフにMLB復帰を表明し、愛媛を自由契約となった。
MLB・トロント時代[]
2021年はトロントと契約。セットアッパーとして期待され、その期待に応えるようにシーズンではMLBの自己最多を大幅に更新する63試合に登板した。終盤に疲労が溜まった影響で打ち込まれる試合もあったものの、最終的には4勝33ホールド1セーブをマークした。
2022年は怪我で2度故障者リスト入りし、登板数は35試合と伸びなかったが、防御率は2点台を記録している。
2023年は不振と相手チームの研究に遭い、5月までに3敗を喫するなどセットアッパーとしての役割を果たせなかった。5月下旬にトレードでワシントンD.C.へ移籍。
MLB・ワシントンD.C.時代[]
選手としての特徴・人物[]
198センチの長身から最速158キロの角度ある直球を投げ込む。変化球はチェンジアップとナックルカーブ、フォーシームを投じる。
詳細情報[]
年度別投手成績[]
年 |
球 |
登 |
先 |
完 |
完 |
無 |
勝 |
敗 |
セ |
ホ |
勝 |
打 |
投 |
被 |
被 |
与 |
敬 |
与 |
奪 |
暴 |
ボ |
失 |
自 |
防 |
W |
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2018 | 愛媛 | 69 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 2 | 33 | .667 | 65.0 | 62 | 4 | 16 | 0 | 0 | 66 | 4 | 7 | 21 | 19 | 2.63 | 1.20 | |
2019 | 61 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 32 | .333 | 62.1 | 62 | 3 | 16 | 0 | 2 | 58 | 2 | 3 | 24 | 22 | 3.18 | 1.25 | ||
2020 | 63 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 34 | .500 | 62.0 | 55 | 2 | 22 | 1 | 1 | 60 | 0 | 0 | 21 | 19 | 2.76 | 1.24 | ||
NPB:3年 | 193 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 9 | 2 | 99 | .500 | 189.1 | 179 | 9 | 54 | 1 | 3 | 184 | 6 | 10 | 66 | 60 | 2.85 | 1.23 |
タイトル[]
表彰[]
記録[]
背番号[]
- 42(2018年 - 2020年)
- 23(2021年 - 2023年途中)
- 55(2023年途中 - )