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内村 貴洋(うちむら たかひろ、1994年7月13日 - )は、宮崎県都城市出身のプロ野球選手(投手)。

来歴[]

プロ入り前[]

小学生時代に野球を始め、中学生時代は軟式野球部に所属。

都城高では2年秋からエースとして活躍したが、甲子園出場はなかった。

祥愛福岡大では1年春にトミー・ジョン手術を受けたこともあり、大学公式戦への登板は4年春から。通算2季で5試合の登板に留まった。

大学卒業後はNAKAJIMAに入団し、主戦投手として活躍。チームは4季連続で全国大会出場を経験し、特に2018年の都市対抗ではベスト8入りを果たした。

2018年ドラフト4位で、福岡レッドユニコーンズに指名され入団。

プロ入り後[]

ルーキーイヤーの2019年は救援として期待され、春季キャンプやオープン戦でのアピールが実って開幕一軍を勝ち取る。シーズンでは1試合の先発を含む44試合に登板し、24ホールドを挙げて防御率は3.64を記録した。

2020年は前年より登板機会を増やして52試合に登板。3敗を喫しながら、27ホールドをマークして防御率も3.23と良化させた。

2021年も前年より登板機会を増やし、自己最多57試合に登板。通算150登板目にしてプロ初勝利をマークし、この年はプロ初セーブもマーク。30ホールドを記録し、防御率も2.33のキャリアハイの成績を残した。

2022年は自己最多をさらに更新する61試合に登板。絶対的守護神であるマイケル・フォードの戦線離脱後は抑えも担い6セーブを挙げ、最終的には1勝27ホールドを挙げて防御率2.59の安定感を見せた。この年通算200登板、100ホールドを達成している。

2023年は開幕時の抑えを任されたが打ち込まれるシーンも多く、一時はビハインドでの登板がメインになっていた。それでも交流戦明けからは復調し、後半戦は21試合に登板し無失点で終盤には抑えにも復帰。最終的には53試合に登板し5勝12セーブ22ホールド、防御率2.02をマークした。オフには背番号変更を打診されたが固辞している。

2024年は開幕から抑えを任され、51試合に登板し5勝33セーブ5ホールドをマーク。防御率2.28と1年を通して安定した投球を見せ、7月には3年振りにオールスターゲームにも出場した。この年通算300登板を達成している。

選手としての特徴・人物[]

身長190cm、体重76kgの長身細身の体格から、角度のある最速158キロの速球を投じる。持ち球はフォークボールを決め球に、カーブ、シンカーなどで、ストレートと変化球を効果的に投げ分けて奪三振を量産する。

メンタル面の強さには定評があり、内村本人は「ランナーを出すと勝手にギアが1段階上がる」と口にしたこともある。一方でグラウンド外では温厚な性格で、ファンサービスに熱心である。

プロ入りしてから背番号61を一貫して背負い続けており、2023年オフには背番号変更を打診されたものの固辞した。その理由について内村は、「祖父母が試合を見てくれるのに、背番号が変わると戸惑うだろうから」と述べている。

詳細情報[]

年度別投手成績[]





















































W
H
I
P

2019 福岡 44 1 0 0 0 0 2 0 24 .000 47.0 43 2 21 1 1 43 3 0 20 19 3.64 1.36
2020 52 0 0 0 0 0 3 0 27 .000 53.0 48 2 20 1 0 55 4 0 19 19 3.23 1.28
2021 57 0 0 0 0 1 3 1 30 .250 58.0 54 1 25 1 2 59 4 0 15 15 2.33 1.36
2022 61 0 0 0 0 1 1 6 27 .500 62.2 58 3 22 1 1 51 3 0 19 18 2.59 1.28
2023 53 0 0 0 0 5 2 12 22 .714 49.0 42 3 16 0 1 43 2 0 13 11 2.02 1.18
2024 51 0 0 0 0 5 1 33 5 .833 51.1 48 1 16 3 1 49 1 0 15 13 2.28 1.25
通算:6年 318 1 0 0 0 12 12 52 135 .389 321.0 293 12 120 7 6 300 17 0 101 95 2.66 1.29

タイトル[]

表彰[]

記録[]

  • オールスターゲーム出場:2回(2021年、2024年)

背番号[]

  • 61(2019年 - )

登場曲[]

  • 「群青」YOASOBI

関連項目[]

福岡レッドユニコーンズ 2025
監督・コーチ
監督 79 大西裕紀
一軍コーチ 85 関根修造(ヘッド) | 73 中村義俊(投手) | 80 鈴木健司(投手) | 82 牟田篤夫(バッテリー) | 72 斉藤彰久(打撃) | 83 江川勇樹(打撃) | 81 平山佳樹(内野守備走塁) | 87 寺嶋和彰(外野守備走塁)
二軍監督・コーチ 74 内山進悟(監督) | 78 野上剛典(ファーム統括) | 86 山本聖一(投手) | 76 野澤雅崇(投手) | 91 丸山孝弘(バッテリー) | 75 山田将斗(打撃) | 84 萩生田元信 | 93 川内正郎(内野守備走塁) | 77 加藤聖一(外野守備走塁) | 90 西野雄吾(育成)
三軍監督・コーチ 92 真山弘明(監督) | 88 鮫島哲生(投手) | 94 泉憲一(バッテリー) | 97 近藤貴幸(打撃)| 95 米原伸一(内野守備走塁) | 96 谷中聖雄(外野守備走塁) | 98 秋山泰造(リハビリ担当)
支配下選手
投手 1 関戸雅紀 | 11 鳥羽稔大 | 12 佐藤敦規 | 13 藤崎天聖 | 14 久保寺翔太 | 16 前川祐太 | 17 宮内拓実 | 20 東恩納淳 | 21 清田聡志 | 22 葛西隼人 | 25 荻野翔磨 | 27 親富祖敬政 | 28 川中尊弥 | 29 村田敬佑 | 32 穂積一平 | 34 辻陽翔 | 35 小島陸玖 | 38 山下洋平 | 42 ダーウィン | 43 田口慶太 | 47 野田海翔 | 48 塩川暁斗 | 52 中村颯真 | 53 山本遥斗 | 54 エチェバリア | 56 松浦泰貴 | 58 吉田純 | 59 戌亥勝 | 60 下吹越雅也 | 61 内村貴洋 | 62 白井雷斗 | 63 青田匠真 | 64 メンデス | 70 藤原友也
捕手 2 吉田央士 | 19 高倉慎太郎 | 40 小熊右京 | 46 高橋翔 | 50 上原凌雅 | 66 二宮智久 | 69 安岡大海
内野手 00 板垣陽向 | 0 高津裕基 | 3 多田野翔大 | 6 岩田知哉 | 8 田中洸平 | 23 柏原哲親 | 26 内山永遠 | 30 桃井健太 | 36 成瀬陽翔 | 39 福田慎也 | 41 浅野貴也 | 45 海老名慧 | 51 塩見大貴 | 55 杉浦遼太郎 | 57 藤村オースティン | 67 澤田翔真 | 68 吉田祥真
外野手 4 アーリン | 5 戎伸博 | 7 小林悠貴 | 9 越智慶祐 | 10 小野蒼矢 | 24 平井奏祐 | 33 奥川飛翔 | 37 野村翔希 | 44 梅原桜也 | 49 平木慶 | 71 加藤大貴 | 99 エスコバー
育成選手
投手 121 坂本裕一郎 | 123 石田龍成 | 125 細谷舜介 | 126 羽田亜也斗 | 131 草野拓朗 | 134 宮澤大河 | 135 川本塁大 | 142 ディアス | 143 荒川剛志 | 148 仁科陽 | 149 アルシア | 152 アルバレス | 154 梶琢磨 | 157 武内風雅 | 159 正代翼 | 161 内藤大輔 | 164 星野憲史 | 166 照屋太陽 | 169 助川琢朗
捕手 122 安部脩樹 | 127 栄真一郎 | 144 門田太一 | 153 細川勇樹 | 171 森山史陽
内野手 129 杉李人 | 130 伊達光輝 | 132 川越太一 | 133 木田涼太 | 136 村田響生 | 139 田村宗太郎 | 141 漆原慎之介 | 145 エレラ | 160 前嶋博一 | 163 カノ | 165 浅川拓司 | 167 平良暁斗
外野手 137 伊藤天飛 | 162 春日龍樹
福岡レッドユニコーンズ 2018年ドラフト指名選手
新人選手選択会議 1位:宮内拓実 | 2位:藤崎天聖 | 3位:新川義弥 | 4位:内村貴洋 | 5位:今西涼介 | 6位:氏家錬太郎 | 7位:諸見里隆之介
育成選手選択会議 1位:森山史陽 | 2位:熊谷竜喜 | 3位:木山正真 | 4位:盛田秀仁