坂崎・ラファエル・太一(さかざき ラファエル たいち、Sakazaki Raphael Taichi、1994年5月21日 - )は、ブラジル・サンパウロ出身の元プロ野球選手(内野手)。プロでの登録名はラファエル。
来歴[]
プロ入り前[]
ブラジル出身の日系3世で、父親はラグビーブラジル代表に選出経験を持つ。ラファエル自身もその父親譲りの身体能力を生かして、10歳ごろに始めた野球ではすぐに頭角を現し、高校時代はブラジル代表にも選出された。
高校卒業後、日本プロ野球入りを目指すために大学留学を決意し、栃木大へ入学。栃木大では当初日本の生活になじめず苦労したが、やがてそれを克服すると持ち前の身体能力を生かして2年秋からベンチ入り。通算5季で40試合に出場し、打率.311、6本塁打44打点をマークした。
2016年ドラフトでは東海グランパスが6位指名し、入団。当初の背番号は66、登録名はラファエルとした。
プロ入り後[]
2017年は開幕を二軍で迎え、そのまま二軍では二塁手のレギュラーに定着。8月には一軍昇格を果たし、プロ初ヒットを本塁打で飾った。結局一軍では13試合に出場し打率.158と振るわなかったが、二軍では規定打席に到達し打率.279、3本塁打36打点という記録を残した。オフに背番号を0に変更。
2018年は二軍で二塁手のレギュラーとして活躍し、一軍にも昨季と比べて倍以上となる40試合に出場。打率.231、3盗塁を記録した。
2019年は出場試合数は前年より減少したが、打席数は自己最多を記録。2年振りに本塁打を記録し、打率・打点も自己最多をマークした。
2020年は20試合に出場したものの打率.167と不振で、一軍定着はならなかった。
2021年は15試合6打席の出場に留まり、初めて無安打で終えたシーズンとなってしまった。
2022年は一軍出場がなく、オフに戦力外通告を受ける。12球団合同トライアウトを受けたが獲得球団は現れず、現役を引退した。
選手としての特徴・人物[]
50m5.8秒、遠投100mと身体能力の高さが光る内野手。一方で送球にはやや粗があり、大学時代はやや失策数も多かった。
詳細情報[]
年度別野手成績[]
年 |
球 |
試 |
打 |
打 |
得 |
安 |
二 |
三 |
本 |
塁 |
打 |
盗 |
盗 |
犠 |
犠 |
四 |
敬 |
死 |
三 |
併 |
打 |
出 |
長 |
O |
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2017 | 東海 | 13 | 21 | 19 | 3 | 0 | 0 | 1 | 6 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 | 0 | .158 | .200 | .316 | .516 | |
2018 | 40 | 70 | 65 | 15 | 3 | 1 | 0 | 20 | 3 | 3 | 2 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 15 | 1 | .231 | .265 | .308 | .572 | ||
2019 | 33 | 92 | 86 | 21 | 3 | 0 | 1 | 27 | 6 | 3 | 2 | 1 | 0 | 4 | 0 | 1 | 19 | 1 | .244 | .286 | .314 | .600 | ||
2020 | 20 | 27 | 24 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 7 | 1 | .167 | .231 | .167 | .397 | ||
2021 | 15 | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | ||
NPB:5年 | 121 | 216 | 200 | 43 | 6 | 1 | 2 | 57 | 10 | 8 | 7 | 5 | 0 | 10 | 0 | 0 | 50 | 3 | .215 | .256 | .285 | .541 |
タイトル[]
表彰[]
記録[]
背番号[]
- 66(2017年)
- 0(2018年 - 2022年)
関連項目[]
東海グランパス 2016年ドラフト指名選手 | |
新人選手選択会議 | 1位:川崎修汰 | 2位:伊藤脩紀 | 3位:西尾隼汰 | 4位:坪内加津佐 | 5位:田中蓮斗 | 6位:坂崎ラファエル太一 |
育成選手選択会議 | 1位:石野達弥 | 2位:三輪勇気 | 3位:原口陽太 | 4位:柴山佑都 | 5位:諸木幸市 | 6位:真田匡 |