坪内 加津佐(つぼうち かづさ、1998年4月20日 - )は、愛知県江南市出身のプロ野球選手(内野手)。
来歴[]
プロ入り前[]
小学生時代に野球を始めた当初は、当時から大柄な体格のために「自動的に」捕手を任されていた。坪内自身は捕手が嫌でしょうがなく、何度も監督に直訴して捕手から投手へ転向させてもらえたという。中学では軟式野球部に所属していたが、投手としてあまりにも制球力がなく四球を連発していたことから三塁手への転向を監督に命じられた。それでも打撃練習で飛ばす力はかなりのものがあり、坪内のために中学校のグラウンドはネットを3度もかさ上げしたと言う。
名桜高へ進学後は、飛び抜けた長打力を買われ1年夏からベンチ入り。この年出場した甲子園では準優勝を果たしている。1年秋から三塁手のレギュラーに定着し、「4番・三塁手」として3年春・夏と連続で甲子園に出場。特に3年夏の甲子園では2回戦(初戦)で3打席連続本塁打を放つなどの活躍を見せ、ベスト4に入っている。高校通算54本塁打を放ち、長距離砲としてスカウトから注目を集めていた。
2016年ドラフトでは地元東海グランパスが4位で指名し、入団。背番号は53。
プロ入り後[]
プロ入り当初の時点で体重が100キロを優に超えていたため、ルーキーイヤーの2017年はまずダイエットから始まった。それと並行して出場した二軍戦では24試合に出場し打率.103、1本塁打3打点と全く適応できず、この年創設された三軍でも打率.233、4本塁打14打点と本領を発揮しきれなかった。
2018年は二軍では9試合と出場機会が減少し、1安打のみに終わっている。三軍では全50試合に出場し、11本塁打を放った。
2019年は二軍で自己最多の15試合に出場した、2本塁打を放ったが、打率.194と二軍へ定着は出来なかった。
2020年は二軍で5試合の出場に留まった。オフに戦力外通告を受け、育成登録で再契約した。
2021年は育成登録ながら、二軍で自己最多の58試合に出場。打率.222、5本塁打をマークした。
2022年、7月29日に支配下登録へ復帰。背番号を53に戻した。8月に一軍昇格を果たして11試合に出場し、プロ初安打を満塁本塁打で飾った。
2023年は9試合に出場。前年に引き続き満塁本塁打を放ったが、打率は.158に終わり一軍定着はならなかった。
選手としての特徴・人物[]
高校通算54本塁打の長打力が魅力の選手。一方で体重103キロの体格が物語る通りかなりの鈍足で、新人自主トレの長距離走では毎回ぶっちぎりの最下位になってしまっていた。
名前の「加津佐」は、母の生まれである長崎県南高来郡加津佐町(現:南島原市)にちなみ、「ルーツと音の響きで決めた」とのこと。
詳細情報[]
年度別野手成績[]
年 |
球 |
試 |
打 |
打 |
得 |
安 |
二 |
三 |
本 |
塁 |
打 |
盗 |
盗 |
犠 |
犠 |
四 |
敬 |
死 |
三 |
併 |
打 |
出 |
長 |
O |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022 | 東海 | 11 | 23 | 22 | 3 | 0 | 0 | 1 | 6 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 7 | 1 | .136 | .174 | .273 | .447 | |
2023 | 9 | 21 | 19 | 3 | 0 | 0 | 1 | 6 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 1 | .158 | .238 | .316 | .554 | ||
通算:2年 | 20 | 44 | 41 | 6 | 0 | 0 | 2 | 12 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 12 | 2 | .146 | .205 | .293 | .497 |
タイトル[]
表彰[]
記録[]
背番号[]
- 53(2017年 - 2020年、2022年7月29日 - )
- 253(2021年 - 2022年7月28日)
登場曲[]
- 「旧オープニング曲(暴れん坊将軍)」東映傑作シリーズ
関連項目[]
東海グランパス 2025 | |
監督・コーチ | |
監督 | 77 高垣雅久 |
一軍コーチ | 72 大嶺嘉久(ヘッド) | 76 山口敦哉(投手) | 73 青木祐一郎(投手) | 74 松原拓哉(打撃) | 89 柳沢浩和(打撃) | 84 中里賢(内野守備走塁) | 75 伊地知嘉治(外野守備走塁) | 81 水沢孝人(バッテリー) | 92 小川猛也(コンディショニング) | 93 栖原直哉(コンディショニング) |
二軍監督・コーチ | 71 北村昇平(監督兼外野守備走塁) | 79 小山忠久(投手) | 78 大森尚哉(投手) | 86 長谷川元樹(打撃) | 82 近藤凌介(打撃) | 80 渡辺和真(内野守備走塁) | 91 高橋淳(バッテリー) | 94 日笠裕典(コンディショニング) |
三軍監督・コーチ | 88 成田寿浩(監督兼投手) | 85 荻原俊介(打撃) | 96 下田純太(内野守備走塁) #&124; 83 森良太郎(外野守備走塁)| 87 岡崎一矩(バッテリー) | 95 高橋雅人(コンディショニング) |
支配下選手 | |
投手 | 12 神野知希 | 13 荒木直矢 | 15 藤澤雅親 | 16 柿原翔也 | 17 新井優翔 | 18 桑原雄大 | 19 丹羽大賀 | 20 関根雅紀 | 21 安達峻 | 23 菊池健太朗 | 26 高瀬知規 | 27 神坂郁祐 | 28 小松海士 | 29 宮﨑涼輔 | 30 井上雅哉 | 32 前田蓮 | 33 平野翔悟 | 34 大崎聖弥 | 40 石川遥輝 | 43 尾崎輝 | 44 深田志翔 | 49 ピント | 50 松原翼 | 53 佐伯勇吏 | 58 マロッキ | 61 大下将俊 | 63 重本駿斗 | 64 北村蓮 | 67 大野翔 | 69 アリアス | 98 前原和希 | 99 ミランダ |
捕手 | 2 結城智也 | 22 子日貴啓 | 38 西尾隼汰 | 52 原敬志朗 | 57 山内航基 | 62 水谷徹 | 65 嶋田勇輝 |
内野手 | 0 渡邉貴裕 | 1 清水聖貴 | 5 小野塚将崇 | 6 桜井将希 | 10 森本洸佑 | 24 渡辺翔太 | 31 祖父江優也 | 35 三村雄吾 | 36 澤井夏希 | 39 篠原智隆 | 42 大谷恵雅 | 47 高谷祐希 | 54 大橋優里 | 55 大下知恭 | 56 秦航祐 | 59 杉山悠生 | 60 青木大河 | 70 佐藤涼真 |
外野手 | 4 リベラ | 7 新田拓也 | 8 上田真悟 | 9 大野祐希 | 25 稲垣大翔 | 37 牧野敬将 | 46 吉竹力弥 | 51 折笠勇気 | 66 本多隆之介 | 68 太田一星 | 90 バルデス | 97 岩城俊也 |
育成選手 | |
投手 | 211 石毛千晴 | 215 嶋孝太 | 216 新島蒼生 | 218 磯野拓人 | 219 風間由伸 | 223 十文字蒼空 | 225 松尾維斗 | 226 田中雄人 | 227 三島亮磨 | 231 曽我大弥 | 232 渋沢達郎 | 233 権藤崇史 | 234 米倉哲也 | 242 ラモス | 243 グリエル | 245 ヒメネス | 247 ミューレン |
捕手 | 208 宇佐美虎南 | 212 増田創太 |
内野手 | 203 倉勇武 | 204 三浦剛 | 205 野口甲斐斗 | 206 工藤大志 | 207 平田勇斗 | 210 菅歩紀 | 214 三村礼士 | 220 手塚太陽 | 244 ペーニャ | 264 日吉健汰 |
外野手 | 201 毛利慶次郎 | 209 谷本愛生都 | 222 芝晶 | 224 瀬良誠 | 246 イノア | 251 山名星芽 |
東海グランパス 2016年ドラフト指名選手 | |
新人選手選択会議 | 1位:川崎修汰 | 2位:伊藤脩紀 | 3位:西尾隼汰 | 4位:坪内加津佐 | 5位:田中蓮斗 | 6位:坂崎ラファエル太一 |
育成選手選択会議 | 1位:石野達弥 | 2位:三輪勇気 | 3位:原口陽太 | 4位:柴山佑都 | 5位:諸木幸市 | 6位:真田匡 |