塩屋 優大(しおや ゆうだい、1992年2月9日 - )は、鹿児島県南さつま市出身のプロ野球選手(投手)。
来歴[]
プロ入り前~メジャーリーグ時代~西日本リーグ・徳島時代[]
小学生時代に野球を始め、当初からメジャーリーグでプレーするのが夢だった。鹿児島北高時代は最速135キロのストレートを武器にエースを務めていたが、甲子園には手が届かなかった。一方で勉学にも励み、高校時代にはTOEFLで高得点を記録し、全国高校模擬試験では2桁順位につけるなど文武両道を極めていた。
高校卒業後は海外の大学への留学を目指してトレーニングに励みながら受験し、カナダのオンタリオ州立大学に入学。大学では法学部に在学し、国際私法を専攻しながら野球をプレーしていた。大学在学中に筋力トレーニングとサイドスローへの転向を経て球速は150キロを超すようになり、MLB球団からの誘いを受けて大学卒業後、2013年にMLB・ボルチモアとアマチュアFAで契約した。
ボルチモアでは2014年に2A、2015年には3Aまで昇格。2016年にメジャーデビューを果たし、この年は5試合に登板した。
2017年は2試合の登板に終わり、オフに戦力外通告を受ける。2018年は西日本リーグ・徳島でプレーし、40試合に登板して抑えとして防御率2点台を記録した。
2018年ドラフト7位で、神戸セネタースから指名を受けて入団。27歳でのNPB入りとなった。背番号は、MLB時代と同じ63。
神戸セネタース時代[]
2019年、春季キャンプから一軍でアピールを続けてオープン戦でも好投。開幕一軍入りを掴み取ると、中継ぎとして定着して47試合に登板。NPBとMLBの違いに戸惑い4ボークを記録したが、一方で3勝2敗14ホールド、防御率3.47をマークした。
2020年は前年を上回る60試合に登板、7勝3敗19ホールドをマーク。防御率は2.24を記録し、安定感を見せたシーズンとなった。
2021年は接戦時での起用で援護に恵まれ、救援投手ながら2ケタ勝利をマーク。オールスターゲームにも出場を果たし、シーズンでは50試合に登板して防御率2.68をマークした。
2022年は開幕から救援陣の一角として登板を続けていたが、昨季までの勤続疲労による不振で防御率が4.05と不安定な内容に終始した。7月以降は故障で一軍からは遠ざかり、二軍でも9月の2試合に登板したのみに終わった。
2023年は開幕を一軍で迎えたが、首脳陣に勤続疲労を考慮されて一軍と二軍を頻繁に行き来した。シーズンでは35試合の登板で1勝12ホールドをマークし、NPB通算200登板を達成した。
選手としての特徴・人物[]
高校時代は最速135キロ程度の、オーソドックスなフォームのオーバースローだった。大学時代にサイドスローへ転向し、筋力トレーニングを重ねて球速は155キロをマークした。
持ち球はカットボール、カーブ、ツーシームなど。
詳細情報[]
年度別投手成績[]
年 |
球 |
登 |
先 |
完 |
完 |
無 |
勝 |
敗 |
セ |
ホ |
勝 |
打 |
投 |
被 |
被 |
与 |
敬 |
与 |
奪 |
暴 |
ボ |
失 |
自 |
防 |
W |
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2019 | 神戸 | 47 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 14 | .600 | 49.1 | 45 | 3 | 15 | 0 | 1 | 38 | 1 | 4 | 19 | 19 | 3.47 | 1.22 | |
2020 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 3 | 0 | 19 | .700 | 64.1 | 53 | 2 | 16 | 0 | 2 | 48 | 0 | 0 | 17 | 16 | 2.24 | 1.07 | ||
2021 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 1 | 0 | 24 | .909 | 53.2 | 48 | 3 | 15 | 2 | 3 | 38 | 0 | 0 | 16 | 16 | 2.68 | 1.17 | ||
2022 | 28 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 14 | .500 | 28.2 | 29 | 3 | 10 | 1 | 0 | 25 | 2 | 0 | 14 | 13 | 4.08 | 1.36 | ||
2023 | 35 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 12 | 1.000 | 36.1 | 33 | 4 | 11 | 0 | 1 | 32 | 0 | 0 | 16 | 14 | 3.47 | 1.21 | ||
NPB:5年 | 220 | 0 | 0 | 0 | 0 | 22 | 7 | 0 | 83 | .759 | 232.1 | 208 | 15 | 67 | 3 | 7 | 181 | 3 | 4 | 82 | 78 | 3.02 | 1.18 |
タイトル[]
表彰[]
記録[]
- オールスターゲーム出場:1回(2021年)
背番号[]
- 63(2018年 - )
登場曲[]
- 「U.S.A.」DA PUMP
関連項目[]
神戸セネタース 2024 | |
監督・コーチ | |
監督 | 88 栗澤照幸 |
一軍コーチ | 77 野村智哉(ヘッド) | 75 高橋雅人(投手) | 76 神子田俊彦(投手) | 70 遠山達也(打撃) | 80 吉田洋平(打撃) | 71 中山康一郎(内野守備走塁) | 87 福屋哲人(外野守備走塁) | 85 植村利行(バッテリー) |
二軍監督・コーチ | 74 藤岡泰之(監督) | 79 大久保成彦(チーフ兼投手) | 73 船木良平(投手) | 81 福島学 | 72 高村俊介(打撃) | 84 市川哲博(打撃) | 78 関口康史(内野守備走塁) | 89 鵜飼佳久(外野守備走塁) | 82 矢部周平(バッテリー) | 83 工藤憲一(育成チーフ) | 86 中川格(育成) | 90 川崎一樹(育成) |
支配下選手 | |
投手 | 11 大城謙也 | 12 高田竜成 | 13 田原結維斗 | 14 朽網智大 | 15 服部雄大 | 17 久留主翔也 | 18 小川孝太郎 | 19 上野航希 | 20 神島恭平 | 22 大木翼 | 23 榊原諒祐 | 24 東瀬渉 | 28 栗山皓太 | 29 大泉駿吾 | 32 荻田歩 | 33 高良誠生 | 34 凛桜 | 35 上江洲昇平 | 36 宮林亮吾 | 37 村上遼 | 38 シモンズ | 40 棚橋大吾 | 42 ベタンコート | 43 山本恭隆 | 46 石嶺渚 | 47 福岡大輝 | 49 ディステファーノ | 53 志田陸斗 | 54 比嘉和哉 | 57 梅澤陽大 | 63 塩屋優大 | 64 江藤海 | 65 佐久間友哉 | 66 大沢樹生 | 68 グラハム |
捕手 | 27 野村俊哉 | 39 安斉健嗣 | 44 甲斐田千紘 | 51 荻原皓也 | 59 岡本仁成 | 62 前田颯真 | 67 渡辺将太郎 |
内野手 | 00 我如古忠寛 | 0 相木健大 | 2 ガードナー大和 | 4 貝塚陽輔 | 5 奥野祐也 | 6 一條聖希 | 9 ワトソン | 21 市川英祐 | 25 高田祐樹 | 26 木崎匠馬 | 30 吉原修斗 | 31 山口瑠偉 | 48 山本綜一郎 | 50 玉川光 | 55 莅戸康祐 | 58 大島創真 | 60 真壁光成 | 61 犬飼博志 |
外野手 | 1 新垣圭佑 | 3 リチャードソン | 7 水野智政 | 8 山口輝樹 | 10 大城将也 | 41 深瀬幹也 | 45 高橋葵 | 52 谷英一郎 | 56 若竹星矢 | 69 江崎剣一郎 |
育成選手 | |
投手 | 121 田畑春樹 | 126 八木雄二 | 128 正木良仁 | 132 中山志門 | 133 稲川琉成 | 136 杉本晃陽 | 168 田丸淳之介 |
捕手 | 124 於保幸村 | 135 齋藤颯 |
内野手 | 125 日下部大輔 | 130 和田勇太 | 134 赤堀匠 |
外野手 | 123 武田大騎 | 129 島村凱亜 |
神戸セネタース 2018年ドラフト指名選手 | |
新人選手選択会議 | 1位:久留主翔也 | 2位:大木翼 | 3位:朽網智大 | 4位:莅戸康祐 | 5位:田中健宏 | 6位:岡本仁成 | 7位:塩屋優大 |
育成選手選択会議 | 1位:溝口隼人 | 2位:佐久間友哉 |