大城 将也(おおしろ まさや、1995年6月7日 - )は、沖縄県豊見城市出身のプロ野球選手(外野手)。
来歴[]
プロ入り前[]
小学生時代から、双子の兄の大城謙也とともに野球を始め、当初は将也が投手で謙也が捕手だった。中学生時代も双子で同じ軟式野球部に所属したが、将也は途中で肘を痛めたことにより外野手へ転向した。
琉球中央大豊見城高でも、兄の謙也と同じチームでプレー。1年秋からレギュラーとなり、3年夏の県大会では謙也がエース、将也が「3番・中堅手」として優勝に大きく貢献。甲子園では、初戦となる開幕戦でこの年野村将大を擁し春夏連覇を果たした福井・大野聖稜の前に敗れた。
阪奈大に進学後は1年春から「1番・中堅手」としてプレーし、通算8季にフル出場してリーグ新記録となる130安打を記録。ベストナインを2年春から6季連続で受賞し、大学日本代表にも選ばれた。2学年上には谷口翔がいる。
2017年ドラフトでは、東京ライオンズと神戸セネタースが1位指名で重複。抽選の結果、神戸セネタースが交渉権を獲得し、入団した。
プロ入り後[]
ルーキーイヤーの2018年は春季キャンプを一軍で迎え、オープン戦でも活躍したことで開幕一軍入りを果たし、そのまま開幕戦でスタメン入りする。レギュラー不在の外野手において、持ち前の俊足で1番打者として活躍し、1年間を通して二軍に一度も降格せず規定打席に到達。新人王は東海グランパスの櫻井政康に許したものの、137試合に出場して打率.267、3本塁打34打点、26盗塁をマークして新人特別賞を受賞した。
2019年は、開幕当初徹底的なマークにあって打撃が不調だったが、終盤に持ち直して打率.257をマーク。中堅手のレギュラーとして一定の活躍を見せたシーズンとなった。
2020年は開幕から好調で、7月には自身初のオールスターゲーム出場を果たす。最終的には自己最多138試合の出場でリーグ2位の打率.337をマークし、ベストナインとゴールデングラブ賞をダブル受賞した。
2021年は自己最多141試合に出場し、2年連続で打率を3割に乗せて打率.307をマーク。2年連続でベストナイン・ゴールデングラブ賞を受賞した。
2022年は自身初の143試合フル出場を果たし、3年連続で打率3割をクリア。ベストナイン受賞はならなかったが、ゴールデングラブ賞は3年連続で受賞している。
2023年は2年連続でフル出場を果たし、打率.324をマーク。7本塁打と42盗塁はキャリアハイをマークし、ベストナインとゴールデングラブ賞を2年振りにダブル受賞した。この年通算3000打席、100二塁打、1000塁打を達成。
選手としての特徴・人物[]
50m5.7秒の俊足と、遠投100m超の強肩が武器。打撃は巧打が光り、俊足を生かしたシュアなバッティングが特徴。
詳細情報[]
年度別野手成績[]
年 |
球 |
試 |
打 |
打 |
得 |
安 |
二 |
三 |
本 |
塁 |
打 |
盗 |
盗 |
犠 |
犠 |
四 |
敬 |
死 |
三 |
併 |
打 |
出 |
長 |
O |
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2018 | 神戸 | 137 | 543 | 514 | 137 | 14 | 4 | 3 | 171 | 34 | 26 | 8 | 4 | 0 | 24 | 0 | 1 | 35 | 2 | .267 | .301 | .327 | .627 | |
2019 | 135 | 532 | 486 | 125 | 14 | 2 | 3 | 152 | 26 | 25 | 10 | 8 | 0 | 34 | 0 | 4 | 65 | 3 | .257 | .311 | .313 | .624 | ||
2020 | 138 | 586 | 514 | 173 | 18 | 9 | 2 | 215 | 34 | 46 | 14 | 6 | 1 | 62 | 1 | 3 | 59 | 0 | .337 | .410 | .418 | .829 | ||
2021 | 141 | 610 | 554 | 170 | 22 | 4 | 6 | 218 | 32 | 25 | 9 | 1 | 0 | 53 | 1 | 2 | 71 | 1 | .307 | .369 | .394 | .763 | ||
2022 | 143 | 602 | 544 | 164 | 29 | 7 | 6 | 225 | 34 | 35 | 11 | 3 | 2 | 50 | 2 | 3 | 67 | 2 | .301 | .362 | .414 | .776 | ||
2023 | 143 | 623 | 552 | 179 | 31 | 7 | 7 | 245 | 32 | 42 | 12 | 4 | 1 | 63 | 2 | 3 | 65 | 2 | .324 | .396 | .444 | .840 | ||
通算:6年 | 837 | 3496 | 3164 | 948 | 128 | 33 | 27 | 1223 | 192 | 199 | 64 | 26 | 4 | 286 | 6 | 16 | 362 | 10 | .300 | .360 | .387 | .747 |
タイトル[]
表彰[]
- ベストナイン:3回(2020年 - 2021年、2023年)
- ゴールデングラブ賞:4回(2020年 - 2023年)
- オールスターゲーム出場:4回(2020年 - 2023年)
記録[]
背番号[]
- 10(2018年 - )
登場曲[]
- 「小さな恋のうた」MONGOL800(第1打席)
- 「POP STAR」平井堅(第2打席以降)
関連項目[]
神戸セネタース 2024 | |
監督・コーチ | |
監督 | 88 栗澤照幸 |
一軍コーチ | 77 野村智哉(ヘッド) | 75 高橋雅人(投手) | 76 神子田俊彦(投手) | 70 遠山達也(打撃) | 80 吉田洋平(打撃) | 71 中山康一郎(内野守備走塁) | 87 福屋哲人(外野守備走塁) | 85 植村利行(バッテリー) |
二軍監督・コーチ | 74 藤岡泰之(監督) | 79 大久保成彦(チーフ兼投手) | 73 船木良平(投手) | 81 福島学 | 72 高村俊介(打撃) | 84 市川哲博(打撃) | 78 関口康史(内野守備走塁) | 89 鵜飼佳久(外野守備走塁) | 82 矢部周平(バッテリー) | 83 工藤憲一(育成チーフ) | 86 中川格(育成) | 90 川崎一樹(育成) |
支配下選手 | |
投手 | 11 大城謙也 | 12 高田竜成 | 13 田原結維斗 | 14 朽網智大 | 15 服部雄大 | 17 久留主翔也 | 18 小川孝太郎 | 19 上野航希 | 20 神島恭平 | 22 大木翼 | 23 榊原諒祐 | 24 東瀬渉 | 28 栗山皓太 | 29 大泉駿吾 | 32 荻田歩 | 33 高良誠生 | 34 凛桜 | 35 上江洲昇平 | 36 宮林亮吾 | 37 村上遼 | 38 シモンズ | 40 棚橋大吾 | 42 ベタンコート | 43 山本恭隆 | 46 石嶺渚 | 47 福岡大輝 | 49 ディステファーノ | 53 志田陸斗 | 54 比嘉和哉 | 57 梅澤陽大 | 63 塩屋優大 | 64 江藤海 | 65 佐久間友哉 | 66 大沢樹生 | 68 グラハム |
捕手 | 27 野村俊哉 | 39 安斉健嗣 | 44 甲斐田千紘 | 51 荻原皓也 | 59 岡本仁成 | 62 前田颯真 | 67 渡辺将太郎 |
内野手 | 00 我如古忠寛 | 0 相木健大 | 2 ガードナー大和 | 4 貝塚陽輔 | 5 奥野祐也 | 6 一條聖希 | 9 ワトソン | 21 市川英祐 | 25 高田祐樹 | 26 木崎匠馬 | 30 吉原修斗 | 31 山口瑠偉 | 48 山本綜一郎 | 50 玉川光 | 55 莅戸康祐 | 58 大島創真 | 60 真壁光成 | 61 犬飼博志 |
外野手 | 1 新垣圭佑 | 3 リチャードソン | 7 水野智政 | 8 山口輝樹 | 10 大城将也 | 41 深瀬幹也 | 45 高橋葵 | 52 谷英一郎 | 56 若竹星矢 | 69 江崎剣一郎 |
育成選手 | |
投手 | 121 田畑春樹 | 126 八木雄二 | 128 正木良仁 | 132 中山志門 | 133 稲川琉成 | 136 杉本晃陽 | 168 田丸淳之介 |
捕手 | 124 於保幸村 | 135 齋藤颯 |
内野手 | 125 日下部大輔 | 130 和田勇太 | 134 赤堀匠 |
外野手 | 123 武田大騎 | 129 島村凱亜 |
神戸セネタース 2017年ドラフト指名選手 | |
新人選手選択会議 | 1位:大城将也 | 2位:山本堅 | 3位:ガードナー大和 | 4位:川島凛桜 | 5位:吉原修斗 | 6位:宮林亮吾 | 7位:鈴木光晟 | 8位:朝倉航太郎 | 9位:田村尚輝 | 10位:佐藤雄虎 |
育成選手選択会議 | 1位:渡辺将太郎 | 2位:井桁幸寿 | 3位:金谷拓海 |