小野田 達也(おのだ たつや、2000年1月17日 - )は、静岡県袋井市出身のプロ野球選手(投手)。
来歴[]
プロ入り前[]
小学生時代に野球を始めた当初は三塁手で、中学生時代にシニアリーグで強肩を生かすために投手へ転向。転向当初は変化球の習得に苦労し、この時唯一習得出来たのが現在の決め球であるパームボールだった。
高校は山梨県の関東大甲府高へ進学。ここでパームボールに磨きをかけると同時に、球速も151キロにまで伸ばした。1年秋からエースを務め、2年春のセンバツと3年夏の甲子園に出場、特に3年夏の甲子園では、2回戦で朝倉航太郎擁する北北海道・祥愛大旭川を破るなど、小野田の好投でチームを初のベスト8に導いた。準々決勝ではこの年優勝した三重・上野明倫館高の新井優翔と投げ合い、延長11回の熱戦の末2-3で敗れている。
2000年ドラフトでは、その新井を東海グランパス他3球団と競合し、交渉権を外した愛媛ブルークラウンズが外れ1位で指名、入団した。
プロ入り後[]
ルーキーイヤーの2018年は二軍で先発ローテーションを張り、途中軽いケガによる離脱はあったものの11試合に登板。二軍では3勝5敗、防御率3.61をマークした。シーズン最終盤には一軍デビューを果たし、初登板初先発の試合では3回を投げて3奪三振、被安打2、与四球4の2失点で終えた。
2019年は二軍で先発ローテーションに割って入り、6勝4敗をマークする。終盤からは一軍の先発ローテーションにも入り、5試合に先発して2勝を挙げプロ初勝利を記録した。
2020年は一軍で6試合に先発。前年と同じく2勝3敗をマークし、防御率は3.82を記録している。
2021年は開幕ローテーション入りを果たすと、途中二軍への降格もあったものの19試合に先発。プロ初完投をマークするなど8勝を挙げ、防御率も3.44をマークした。
2022年は1年を通して先発ローテーションを守り通し、23試合に先発。2ケタ勝利には届かなかったものの9勝とプロ初完封をマーク。7月にはオールスターゲームにも出場を果たして、規定投球回にも到達した。防御率も3.14とまずまずの成績を残している。
選手としての特徴・人物[]
ストレートの最速は151キロで、パームボールとの緩急差は4~50キロに及ぶ。制球力にはまだ課題が残るが、馬力の強さには定評がある。
詳細情報[]
年度別投手成績[]
年 |
球 |
登 |
先 |
完 |
完 |
無 |
勝 |
敗 |
セ |
ホ |
勝 |
打 |
投 |
被 |
被 |
与 |
敬 |
与 |
奪 |
暴 |
ボ |
失 |
自 |
防 |
W |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | 愛媛 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 3.0 | 2 | 0 | 4 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 9.00 | 2.00 | |
2019 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | .400 | 22.1 | 22 | 2 | 6 | 0 | 0 | 17 | 1 | 0 | 11 | 10 | 4.03 | 1.25 | ||
2020 | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | .400 | 33.0 | 36 | 3 | 10 | 0 | 2 | 22 | 1 | 0 | 15 | 14 | 3.82 | 1.39 | ||
2021 | 19 | 19 | 1 | 0 | 0 | 8 | 7 | 0 | 0 | .533 | 102.0 | 114 | 13 | 42 | 1 | 3 | 88 | 1 | 0 | 42 | 39 | 3.44 | 1.53 | ||
2022 | 23 | 23 | 2 | 1 | 0 | 9 | 8 | 0 | 0 | .529 | 146.0 | 142 | 15 | 51 | 3 | 2 | 127 | 3 | 0 | 55 | 51 | 3.14 | 1.32 | ||
NPB:5年 | 54 | 54 | 3 | 1 | 0 | 21 | 21 | 0 | 0 | .500 | 306.1 | 316 | 33 | 113 | 4 | 7 | 257 | 7 | 0 | 125 | 116 | 3.41 | 1.40 |
タイトル[]
表彰[]
記録[]
- オールスターゲーム出場:1回(2023年)
背番号[]
- 18(2018年 - )
登場曲[]
- 「FIRE」Scooter
関連項目[]
愛媛ブルークラウンズ 2024 | |
監督・コーチ | |
監督 | 75 大野泰隆 |
一軍コーチ | 77 河野雅裕(ヘッド) | 76 山田知史(投手) | 86 長瀬雅毅(投手) | 81 鶴岡優太郎(打撃) | 78 田崎直哉(打撃) | 79 小山田大樹(内野守備走塁) | 84 黄川田和史(外野守備走塁) | 73 富田達哉(バッテリー) | 93 田中潤児(コンディショニング) | 92 高崎富久雄(コンディショニング) |
二軍監督・コーチ | 87 平井一基(監督) | 83 大島寿憲(投手) | 72 太田拓矢(投手) | 74 宮崎琢真(打撃) | 71 武藤博史(打撃) | 89 谷麟平(内野守備走塁) | 80 奈良康介(外野守備走塁) | 85 高野久雄(バッテリー) | 95 松尾賢志(バッテリー補佐) | 91 平岡恭兵(コンディショニング) | 94 田端勇士(コンディショニング) |
支配下選手 | |
投手 | 11 西村悠祐 | 13 宮本俊 | 14 西口佳祐 | 16 久保純也 | 17 小林貴将 | 18 小野田達也 | 19 藤林貴裕 | 20 鈴木涼 | 23 澤野航大 | 24 高林敦也 | 26 長内圭 | 29 有馬遼翔 | 30 栗林悟史 | 31 山本翔樹 | 33 鈴木宗 | 35 清家廉 | 36 八木武揚 | 37 中村栄佑 | 38 ジョセフ | 41 マルシオ | 42 ウォーカー | 43 岡本研吾 | 44 長野達哉 | 47 岩井翔 | 49 マクドナルド | 50 柳沢朝陽 | 54 加藤航平 | 58 武本紫龍 | 59 橋本祥太郎 | 60 鎌田優希 | 62 アシージアン | 66 清水寛幸 | 68 石井凌汰 | 70 村上航生 |
捕手 | 3 斎藤昌磨 | 22 西井隆也 | 32 廣田侑季 | 55 青木悠平 | 57 豊永将斗 | 65 大本怜人 | 69 山下涼 |
内野手 | 00 達宏陽 | 2 ホッジス | 5 大熊貴典 | 7 宮野大智 | 9 安田脩平 | 10 木谷真太郎 | 12 福永恭也 | 25 麻生晃汰 | 28 岡海聖 | 34 瀬戸友亮 | 39 布施大輔 | 40 神吉颯 | 45 芦沢伊織 | 46 山崎佑生 | 52 田島虎太郎 | 55 山岡大夢 | 56 永澤佑磨 | 61 伊藤裕大 | 67 バーンハート | 99 島崎勇士 |
外野手 | 0 千葉愛斗 | 1 阿部泰史 | 4 池田幹也 | 6 畠山将平 | 21 河野翔希 | 27 豊島将吾 | 51 新城大地 | 53 大村麗音 | 63 石黒佳樹 | 64 立石昂輝 |
育成選手 | |
投手 | 112 樋口将生 | 113 猪本修悟 | 115 横山優一郎 | 116 宇賀地秀隆 | 141 安藤大暉 | 149 本堂來芽 |
捕手 | 102 森山比呂 | 103 高橋紘太郎 |
内野手 | 101 芦田勘太 |
外野手 | 104 前川祥樹 | 114 島田拓二郎 |
愛媛ブルークラウンズ 2017年ドラフト指名選手 | |
新人選手選択会議 | 1位:小野田達也 | 2位:大熊貴典 | 3位:高橋龍亮 | 4位:青山慶一郎 | 5位:砂川慧 |
育成選手選択会議 | 1位:山田達樹 | 2位:村上龍聖 | 3位:河野翔希 | 4位:島田拓二郎 |