廣田 侑季(ひろた ゆうき、1995年1月25日 - )は、大分県臼杵市出身のプロ野球選手(捕手)。
来歴[]
プロ入り前[]
小学生時代に野球を始めた当初は外野手を務め、豊洋高時代は1年秋からレギュラーを掴んだ。2年夏の県大会では4番に座り、2回戦では1試合2本塁打を記録しているが、準決勝で後にチームメイトとなる当時投手の麻生晃汰の前に3打席連続三振を喫し、甲子園出場を逃した。新チームとなった2年秋からは強肩を買われて捕手に転向し、3年夏の県大会では決勝で前年完璧に抑えられた麻生から本塁打を放つなどの活躍で優勝を果たし、甲子園にも出場した。大会後はプロ志望届を提出したが、この年のNPBドラフトでは指名漏れ。後に独立リーグの入団テストを受けて合格し、宮崎へ入団した。
宮崎では1年目の2013年こそ控えだったものの、2014年からは正捕手の座を掴んで活躍。3年目の2015年には打率3割、4本塁打33打点を記録した。2015年育成ドラフト2位で愛媛ブルークラウンズに指名され入団。なお、高校時代のライバルだった麻生は翌2016年ドラフトの4位で同じく愛媛に指名されて入団している。
プロ入り後[]
ルーキーイヤーの2016年、そして翌2017年は怪我が重なって二軍でもあまり出番がなかった。
2018年は三塁手、外野手としても出場機会を増やし、二軍で77試合に出場。打率が.228と低迷し支配下登録を勝ち取ることは出来なかったが、規定に基づく自由契約を経て愛媛と再契約した。
2019年は斎藤昌磨と二軍の正捕手の座を争う一方で、三塁手や外野手としても出場。5月1日に活躍が認められて支配下登録を受け、背番号を63に変更すると、シーズンの中盤から後半にかけて2回一軍に昇格した。一軍ではプロ初本塁打を含む7本の安打を放っている。
2020年は怪我で開幕こそ出遅れたものの、6月上旬から一軍に昇格して出場機会を3倍近く増やし、打撃成績も打率.246、3本塁打と大きな成長を見せた。
2021年は打席数こそ減ったものの、出場試合数は自己最多を更新して55試合を数えた。打撃成績も自己最多の打率.250、4本塁打をマークしている。オフに背番号を32に変更した。
2022年は自己最多59試合に出場。西井隆也の戦線離脱時には斎藤とともにスタメン出場の機会を分け合い、規定打席未達ながら打率.307をマークしている。
2023年は自己最多73試合に出場し、スタメンでも積極的に起用される。打率.253、3本塁打27打点をマークし、一度も登録抹消されることなくシーズンを完走した。
選手としての特徴・人物[]
遠投100m、二塁送球2.1秒。プロでは本職の捕手のほか、三塁手や外野手なども守る。
詳細情報[]
年度別野手成績[]
年 |
球 |
試 |
打 |
打 |
得 |
安 |
二 |
三 |
本 |
塁 |
打 |
盗 |
盗 |
犠 |
犠 |
四 |
敬 |
死 |
三 |
併 |
打 |
出 |
長 |
O |
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2019 | 愛媛 | 16 | 37 | 34 | 7 | 0 | 0 | 1 | 10 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 8 | 0 | .206 | .250 | .294 | .544 | |
2020 | 51 | 178 | 166 | 40 | 4 | 0 | 3 | 53 | 20 | 0 | 2 | 0 | 0 | 11 | 0 | 1 | 43 | 3 | .241 | .292 | .319 | .611 | ||
2021 | 55 | 115 | 104 | 26 | 3 | 0 | 4 | 41 | 14 | 1 | 1 | 1 | 0 | 9 | 1 | 1 | 28 | 2 | .250 | .316 | .394 | .710 | ||
2022 | 59 | 114 | 101 | 31 | 4 | 0 | 4 | 47 | 22 | 1 | 1 | 1 | 0 | 11 | 2 | 1 | 23 | 2 | .307 | .381 | .465 | .846 | ||
2023 | 73 | 184 | 162 | 41 | 9 | 1 | 3 | 61 | 27 | 3 | 1 | 2 | 1 | 16 | 2 | 3 | 35 | 4 | .253 | .330 | .377 | .706 | ||
通算:5年 | 254 | 628 | 567 | 145 | 20 | 1 | 15 | 212 | 86 | 5 | 5 | 5 | 1 | 49 | 5 | 6 | 137 | 11 | .256 | .321 | .374 | .695 |
タイトル[]
表彰[]
記録[]
背番号[]
- 122(2016年 - 2019年4月30日)
- 63(2019年5月1日 - 2021年)
- 32(2022年 - )
登場曲[]
- 「大切なもの」ロードオブメジャー
関連項目[]
愛媛ブルークラウンズ 2024 | |
監督・コーチ | |
監督 | 75 大野泰隆 |
一軍コーチ | 77 河野雅裕(ヘッド) | 76 山田知史(投手) | 86 長瀬雅毅(投手) | 81 鶴岡優太郎(打撃) | 78 田崎直哉(打撃) | 79 小山田大樹(内野守備走塁) | 84 黄川田和史(外野守備走塁) | 73 富田達哉(バッテリー) | 93 田中潤児(コンディショニング) | 92 高崎富久雄(コンディショニング) |
二軍監督・コーチ | 87 平井一基(監督) | 83 大島寿憲(投手) | 72 太田拓矢(投手) | 74 宮崎琢真(打撃) | 71 武藤博史(打撃) | 89 谷麟平(内野守備走塁) | 80 奈良康介(外野守備走塁) | 85 高野久雄(バッテリー) | 95 松尾賢志(バッテリー補佐) | 91 平岡恭兵(コンディショニング) | 94 田端勇士(コンディショニング) |
支配下選手 | |
投手 | 11 西村悠祐 | 13 宮本俊 | 14 西口佳祐 | 16 久保純也 | 17 小林貴将 | 18 小野田達也 | 19 藤林貴裕 | 20 鈴木涼 | 23 澤野航大 | 24 高林敦也 | 26 長内圭 | 29 有馬遼翔 | 30 栗林悟史 | 31 山本翔樹 | 33 鈴木宗 | 35 清家廉 | 36 八木武揚 | 37 中村栄佑 | 38 ジョセフ | 41 マルシオ | 42 ウォーカー | 43 岡本研吾 | 44 長野達哉 | 47 岩井翔 | 49 マクドナルド | 50 柳沢朝陽 | 54 加藤航平 | 58 武本紫龍 | 59 橋本祥太郎 | 60 鎌田優希 | 62 アシージアン | 66 清水寛幸 | 68 石井凌汰 | 70 村上航生 |
捕手 | 3 斎藤昌磨 | 22 西井隆也 | 32 廣田侑季 | 55 青木悠平 | 57 豊永将斗 | 65 大本怜人 | 69 山下涼 |
内野手 | 00 達宏陽 | 2 ホッジス | 5 大熊貴典 | 7 宮野大智 | 9 安田脩平 | 10 木谷真太郎 | 12 福永恭也 | 25 麻生晃汰 | 28 岡海聖 | 34 瀬戸友亮 | 39 布施大輔 | 40 神吉颯 | 45 芦沢伊織 | 46 山崎佑生 | 52 田島虎太郎 | 55 山岡大夢 | 56 永澤佑磨 | 61 伊藤裕大 | 67 バーンハート | 99 島崎勇士 |
外野手 | 0 千葉愛斗 | 1 阿部泰史 | 4 池田幹也 | 6 畠山将平 | 21 河野翔希 | 27 豊島将吾 | 51 新城大地 | 53 大村麗音 | 63 石黒佳樹 | 64 立石昂輝 |
育成選手 | |
投手 | 112 樋口将生 | 113 猪本修悟 | 115 横山優一郎 | 116 宇賀地秀隆 | 141 安藤大暉 | 149 本堂來芽 |
捕手 | 102 森山比呂 | 103 高橋紘太郎 |
内野手 | 101 芦田勘太 |
外野手 | 104 前川祥樹 | 114 島田拓二郎 |
愛媛ブルークラウンズ 2015年ドラフト指名選手 | |
新人選手選択会議 | 1位:山本翔樹 | 2位:藤尾賢介 | 3位:富樫颯斗 | 4位:橋本祥太郎 | 5位:安田脩平 | 6位:馬場健太郎 |
育成選手選択会議 | 1位:狩野嵩 | 2位:廣田侑季 | 3位:石川皓大 |