栗本 駿(くりもと はやお、1992年12月28日 - )は、徳島県徳島市出身の元プロ野球選手(内野手)。
来歴[]
プロ入り前[]
小学生時代に野球を始め、当初は投手。中学生時代はシニアリーグで現在と同じ内野手としてプレー。
大阪の強豪・東摂学園へ進学後は1年秋からベンチ入り。高校の1年先輩には豊島将吾がいた。1年秋の大会では近畿大会で優勝を果たしセンバツへ出場すると、栗本は「2番・遊撃手」としてチームのベスト4入りに貢献。2年夏は大阪府大会で後にチームメイトとなる木下恵吾を擁した泉岳館高に準決勝で敗れたものの、2年秋は再び近畿大会で優勝し2年連続でセンバツ出場。この大会では「1番・遊撃手」として全試合で安打を放ち、準決勝で千葉愛斗を擁する東京・祥徳を破るなどの活躍で甲子園優勝にも貢献した。3年夏の大会は府大会で優勝して2年ぶりの甲子園出場となり、準々決勝で再び千葉擁する西東京・祥徳と、準決勝で中山虎汰朗を擁する東東京・総武大足立と対戦しそれぞれ勝利。そのまま決勝まで進出して春夏連覇を目指したが、決勝で敗れて連覇はならなかった。
50m5.9秒の俊足とそれを生かした広い守備範囲、そしてシュアなバッティングと走攻守三拍子揃った好選手としてドラフト上位候補として注目され、2010年ドラフトでは愛媛ブルークラウンズが2位で指名した。
プロ入り後[]
ルーキーイヤーの2011年は線の細さを解消するために体作りに取り組み、一軍出場はなし。二軍では44試合に出場した。
2012年から二軍で主戦として出場し始め、遊撃手として積極的に起用される。8月には一軍初昇格も果たし、12試合に出場してプロ初安打を含む4安打を記録した。
2013年は二軍で打率3割を記録するなどの活躍で、シーズン中盤の一時期は一軍のレギュラー遊撃手争いの一角に名乗りを上げ、自己最多25試合に出場したが打率.182と振るわなかった。
2014年は出場機会をさらに増やし46試合に出場したが、主に代走要員としての起用でスタメンはわずか5試合(遊撃手3試合、二塁手2試合)のみだった。
2015年も引き続き代走要員としての起用がメインで、自己最多を更新する52試合に出場し打率.240を記録しているが、完全に遊撃手のレギュラーに定着した1学年下の宮野大智の牙城を崩せなかった。
2016年は怪我もあって、代走要員の地位も泉大河に明け渡す格好となり、出場試合が33試合と前年より減少。
2017年は前年よりさらに出場機会が減って28試合のみだったが、打撃では17打数ながら打率.290を記録している。
2018年はさらに出場機会が減少し、一軍デビュー後では最小となる5試合のみの出場に留まった。オフに背番号を44に変更した。
2019年はルーキーイヤー以来の一軍出場なしに終わり、オフに戦力外通告を受ける。現役を引退し、愛媛の一軍用具担当スタッフに就任した。
選手としての特徴・人物[]
50m5.9秒の俊足が最大の武器で、守備もその俊足を生かして範囲が広い。また内野手なら本職の遊撃手の他にも、全ポジションをこなせる器用さがある。
高校時代はシュアな打撃も評価されていたが、プロ入り後は非力に悩まされている。
詳細情報[]
年度別野手成績[]
|
年 |
球 |
試 |
打 |
打 |
得 |
安 |
二 |
三 |
本 |
塁 |
打 |
盗 |
盗 |
犠 |
犠 |
四 |
敬 |
死 |
三 |
併 |
打 |
出 |
長 |
O |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2012 | 愛媛 | 12 | 26 | 23 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | 1 | .174 | .240 | .174 | .414 | |
| 2013 | 25 | 61 | 55 | 10 | 1 | 0 | 0 | 11 | 4 | 4 | 1 | 2 | 0 | 4 | 0 | 0 | 13 | 0 | .182 | .237 | .200 | .437 | ||
| 2014 | 46 | 22 | 18 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 4 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | .222 | .263 | .222 | .485 | ||
| 2015 | 52 | 31 | 25 | 6 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 5 | 2 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 0 | .240 | .321 | .240 | .561 | ||
| 2016 | 33 | 17 | 13 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | 1 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 1 | .154 | .267 | .154 | .421 | ||
| 2017 | 29 | 20 | 17 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 3 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 0 | .294 | .333 | .294 | .627 | ||
| 2018 | 5 | 5 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | ||
| NPB：7年 | 202 | 182 | 155 | 31 | 1 | 0 | 0 | 32 | 8 | 21 | 6 | 14 | 0 | 12 | 0 | 0 | 40 | 2 | .200 | .262 | .206 | .468 | ||
タイトル[]
表彰[]
記録[]
背番号[]
- 24(2011年 - 2018年)
- 44(2019年)
関連項目[]
| 愛媛ブルークラウンズ 2010年ドラフト指名選手 | |
| 1位：xxx | 2位：栗本駿 | 3位：xxx | 4位：xxx | |