森 良太郎(もり りょうたろう、1990年4月8日 - )は、島根県松江市出身の元プロ野球選手(外野手)、プロ野球コーチ。
来歴[]
プロ入り前[]
高校時代からは遊撃手を務め、松江湖陵高では1年秋からレギュラー。3年夏には打率5割を超える活躍を見せ、母校を初の甲子園出場に導いた。広島商科大に進学後、外野手に転向。2年春からベンチ入りを果たすが、打撃で結果を残すことが出来ず、2012年ドラフトではプロ志望届を提出したが指名されなかった。
その後独立リーグトライアウトを経て西日本リーグ・熊本へ入団。入団後に自ら猛練習を課したことで打撃が開眼し、1年目の2013年は打率.302、2本塁打をマーク。一方で俊足を生かして39盗塁をマークし、盗塁王にも輝いた。2014年も打率.292、4本塁打、37盗塁を記録して2年連続で盗塁王とベストナインを受賞。2014年ドラフトで東海グランパスから3位指名を受け、念願のプロ入りを果たした。
プロ入り後[]
プロでは即戦力を期待され、1年目の2015年は春季キャンプでは一軍に抜擢されたが、2月下旬に二軍へ降格。そのまま開幕を二軍で迎えた。二軍では前半戦からレギュラーに定着し1番打者として活躍すると、7月上旬に一軍初昇格。一軍では主に代走要員として起用されて8試合に出場し、プロ初安打も記録した。8月中旬に一軍登録を抹消されたが、二軍では再びレギュラーとして出場を重ね、最終的に68試合に出場して打率.273、3本塁打22打点13盗塁を記録した。
2016年は開幕こそ二軍だったが、一軍で4月中旬に新田拓也が戦線離脱するとその補充で一軍へ昇格。前年に引き続き代走要員としてスタンバイする傍ら、空いたレギュラーの枠を上田真悟、藤巻崇広らと争った。しかし打率.190と打撃で結果を残せなかったことでレギュラー争いからは脱落し、6月下旬に登録抹消。その後8月上旬に再び一軍昇格したが、その時は出場なく1週間で登録抹消されている。
2017年は外野手陣を許政豪、新田、牧野敬将らで完全に固められ、サブメンバーも上田、藤巻で固められたことにより一軍での出番が激減。自己最小の6試合出場、安打数もゼロに留まってしまった。
2018年も二軍暮らしが続き、一軍での出場は前年より微減の5試合に留まった。
2019年はプロ入り初の一軍出場なしに終わり、オフに戦力外通告を受ける。その後現役引退し、東海のスコアラーに就任した。
現役引退後[]
2020年から2022年まではスコアラーを務める。2022年11月、東海の三軍外野守備走塁コーチに就任する。
選手としての特徴・人物[]
50m5.7秒、遠投100mと身体能力が高い、アスリートタイプの選手。打撃は確実性に欠けるのが課題。
詳細情報[]
年度別野手成績[]
年 |
球 |
試 |
打 |
打 |
得 |
安 |
二 |
三 |
本 |
塁 |
打 |
盗 |
盗 |
犠 |
犠 |
四 |
敬 |
死 |
三 |
併 |
打 |
出 |
長 |
O |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | 東海 | 8 | 16 | 15 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 | 0 | .200 | .250 | .200 | .450 | |
2016 | 39 | 66 | 58 | 11 | 2 | 0 | 0 | 13 | 4 | 6 | 4 | 2 | 0 | 6 | 0 | 0 | 15 | 2 | .190 | .266 | .224 | .490 | ||
2017 | 6 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | ||
2018 | 5 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | ||
NPB:4年 | 58 | 88 | 79 | 14 | 2 | 0 | 0 | 16 | 4 | 8 | 5 | 2 | 0 | 7 | 0 | 0 | 24 | 2 | .177 | .244 | .203 | .447 |
タイトル[]
表彰[]
記録[]
背番号[]
- 10(2015年 - 2019年)
- 83(2023年 - )
関連項目[]
東海グランパス 2024 | |
監督・コーチ | |
監督 | 74 安達真一郎 |
一軍コーチ | 77 高垣雅久(ヘッド) | 76 山口敦哉(投手) | 78 大森尚哉(投手) | 72 大嶺嘉久(打撃) | 80 早川照信(打撃) | 84 中里賢(内野守備走塁) | 75 伊地知嘉治(外野守備走塁) | 81 水沢孝人(バッテリー) | 92 小川猛也(コンディショニング) | 93 栖原直哉(コンディショニング) |
二軍監督・コーチ | 71 北村昇平(監督兼外野守備走塁) | 73 青木祐一郎(投手) | 88 成田寿浩(投手) | 86 長谷川元樹(打撃) | 82 近藤凌介(打撃) | 89 脇谷良照(内野守備走塁) | 91 高橋淳(バッテリー) | 94 日笠裕典(コンディショニング) |
三軍監督・コーチ | 96 松原拓哉(監督兼内野守備走塁) | 79 小山忠久(投手) | 85 荻原俊介(打撃) | 83 森良太郎(外野守備走塁)| 87 岡崎一矩(バッテリー) | 95 高橋雅人(コンディショニング) |
支配下選手 | |
投手 | 11 関慶裕 | 12 神野知希 | 13 荒木直矢 | 14 櫻井政康 | 15 藤澤雅親 | 16 柿原翔也 | 17 新井優翔 | 18 桑原雄大 | 19 丹羽大賀 | 20 尾崎輝 | 21 安達峻 | 23 菊池健太朗 | 26 佐伯勇吏 | 27 神坂郁祐 | 28 小松海士 | 29 宮﨑涼輔 | 30 井上雅哉 | 31 村田怜 | 32 前田蓮 | 33 十文字蒼空 | 34 大崎聖弥 | 40 河合基博 | 41 西郷悠輔 | 44 中田陸 | 48 風間由伸 | 58 マロッキ | 60 平野翔悟 | 61 大下将俊 | 63 重本駿斗 | 64 北村蓮 | 65 高瀬知規 | 67 大野翔 | 69 アリアス | 98 花田広生 | 99 ミランダ |
捕手 | 2 結城智也 | 22 子日貴啓 | 38 西尾隼汰 | 52 原敬志朗 | 57 山内航基 | 62 水谷徹 |
内野手 | 0 渡邉貴裕 | 1 清水聖貴 | 5 小野塚将崇 | 6 桜井将希 | 9 渡辺和真 | 10 森本洸佑 | 24 渡辺翔太 | 31 祖父江優也 | 36 澤井夏希 | 39 篠原智隆 | 47 高谷祐希 | 50 川島陽太 | 53 坪内加津佐 | 54 大橋優里 | 55 大下知恭 | 59 杉山悠生 | 70 佐藤涼真 |
外野手 | 7 新田拓也 | 8 上田真悟 | 25 稲垣大翔 | 35 ロドリゴ | 37 牧野敬将 | 42 ジョンソン | 45 山名星芽 | 46 吉竹力弥 | 51 折笠勇気 | 56 原口陽太 | 68 太田一星 | 90 バルデス | 97 岩城俊也 |
育成選手 | |
投手 | 201 広沢武蔵 | 211 石毛千晴 | 215 嶋孝太 | 219 田尻照喜 | 221 前原和希 | 223 浦田尚成 | 225 松尾維斗 | 231 曽我大弥 | 232 渋沢達郎 | 233 権藤崇史 | 234 米倉哲也 | 243 グリエル | 245 ヒメネス |
捕手 | 202 嶋田勇輝 | 203 小倉塁 | 208 宇佐美虎南 | 212 増田創太 |
内野手 | 204 三浦剛 | 205 野口甲斐斗 | 206 工藤大志 | 210 菅歩紀 | 213 三村雄吾 | 214 三村礼士 | 220 丸山竜平 | 226 猪子寛人 | 237 秦航祐 | 244 ペーニャ | 264 日吉健汰 |
外野手 | 209 林瑞樹 | 222 芝晶 | 224 瀬良誠 | 246 イノア |
東海グランパス 2014年ドラフト指名選手 | |
新人選手選択会議 | 1位:赤坂貴斗 | 2位:平松裕仁 | 3位:森良太郎 | 4位:内田真吾 | 5位:渡辺翔太 | 6位:山本礼央 |
育成選手選択会議 | 1位:大谷一樹 | 2位:原島優 |