鈴木 隆太(すずき りゅうた、1990年9月6日 - )は、愛知県名古屋市中村区出身のプロ野球選手(投手)。
来歴
プロ入り前
強豪・名桜高校時代は、3年夏の県大会で優勝し甲子園に出場。初戦となる1回戦では2失点完投を演じて勝利するなど好投し、最終的にはベスト8にまで進んだ。
高校ではプロ志望届を提出せず、東京六大学・赤坂義塾大学へ進学。大学では1年春からベンチ入りを果たし、全8シーズンで登板。通算32試合に登板し14勝8敗、防御率1.82の成績を残した。しかし大学でもプロ志望届を提出しなかった。鈴木は当時を振り返って、「大学卒業まではプロに全く興味がなかった」と語っている。大学時代の同期には早川大紀がいる。
小野田自動車横須賀へ入社後もエースとして活躍。入社1年目の2013年に、同僚で先輩選手だったxxxxがドラフトにかかった際に「初めてプロ志望を持った」と言うが、翌2014年は絶不調で公式戦登板が2試合に留まり、この年のドラフトにはかからなかった。
2015年はこれまでの不調から立ち直り、都市対抗予選では予選全試合を投げ抜いて本戦に出場。本戦では2回戦で完封するなど活躍し、最終的にはベスト4にまで進んだ。秋の日本選手権でも、準々決勝で対ユニオネレクトン戦で坂本慧輔と投げ勝つなどの活躍でベスト4。この年のドラフトで、東海グランパスが単独1位指名し入団した。背番号は29。
プロ入り後
2016年はオープン戦でアピールし、開幕ローテ入りを果たす。開幕2カード目初戦の横浜マリナーズ戦でプロ初登板初先発を果たし、6回を5安打2四球1失点の好投で初勝利を掴んだ。その後も先発ローテの一角として登板を続けたが、夏場には二軍降格。最終的には13試合に登板し5勝5敗、防御率4.34と即戦力の期待には応えきれなかった。
2017年は開幕を二軍で迎えるも、6月上旬に一軍昇格。そのまま10試合に先発として登板するが、3勝5敗、防御率4.50と昨季よりもやや成績が悪化してしまった。
2018年は昨季よりさらに登板機会を減らし、防御率も悪化。7試合の先発で2勝に留まった。
2019年は中継ぎに転向し、自己最多となる24試合に登板。プロ初ホールドを記録するが、防御率5.40と大きく安定感を欠いたシーズンとなった。
2020年は先発として2試合、中継ぎとして4試合に登板したが、未勝利に終わり防御率も7.36に終わった。
選手としての特徴・人物
最速149キロのストレートと高速シンカーを軸に組み立てる投球が持ち味。持ち球は他にスライダー、カーブ、チェンジアップなどがある。制球も高いが、球質が軽いのが課題となっている。
詳細情報
年度別投手成績
年 |
球 |
登 |
先 |
完 |
完 |
無 |
勝 |
敗 |
セ |
ホ |
勝 |
打 |
投 |
被 |
被 |
与 |
敬 |
与 |
奪 |
暴 |
ボ |
失 |
自 |
防 |
W |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 東海 | 13 | 13 | 1 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 | 0 | .500 | 74.2 | 66 | 7 | 33 | 2 | 3 | 44 | 4 | 0 | 40 | 36 | 4.34 | 1.33 | |
2017 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 | 0 | .375 | 64.0 | 66 | 8 | 26 | 3 | 3 | 38 | 1 | 0 | 35 | 32 | 4.50 | 1.44 | ||
2018 | 7 | 6 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | .400 | 29.1 | 32 | 6 | 7 | 0 | 1 | 17 | 1 | 0 | 16 | 16 | 4.91 | 1.33 | ||
2019 | 24 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | .000 | 26.2 | 32 | 3 | 6 | 0 | 0 | 16 | 1 | 0 | 17 | 16 | 5.40 | 1.43 | ||
2020 | 6 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 11.0 | 15 | 3 | 4 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 9 | 9 | 7.36 | 1.73 | ||
NPB:5年 | 60 | 31 | 1 | 0 | 0 | 10 | 15 | 0 | 2 | .400 | 205.2 | 211 | 27 | 76 | 5 | 8 | 120 | 7 | 0 | 117 | 109 | 4.77 | 1.40 |
タイトル
表彰
記録
背番号
- 29(2016年 - )
関連項目
東海グランパス 2022 | |
監督 | 74 安達真一郎 |
一軍 コーチ |
77 高垣雅久(ヘッド) | 78 大森尚哉(投手) | 88 成田寿浩(投手) | 72 大嶺嘉久(打撃) | 83 吉川立美(打撃) | 84 中里賢(内野守備走塁) | 85 大石秀彦(外野守備走塁) | 87 岡崎一矩(バッテリー) | 92 小川猛也(コンディショニング) | 93 栖原直哉(コンディショニング) |
二軍監督 ・コーチ |
75 伊地知嘉治(監督兼外野守備走塁) | 73 青木祐一郎(投手) | 76 山口敦哉(投手) | 86 長谷川元樹(打撃) | 80 早川照信(打撃) | 89 脇谷良照(内野守備走塁) | 84 水沢孝人(バッテリー) | 94 日笠裕典(コンディショニング) |
三軍監督 ・コーチ |
71 北村昇平(監督兼外野守備走塁) | 79 小山忠久(投手) | 82 近藤凌介(打撃) | 96 松原拓哉(内野守備走塁)| 91 高橋淳(バッテリー) | 95 高橋雅人(コンディショニング) |
投手 | 11 関慶裕 | 12 藤井祥平 | 14 櫻井政康 | 15 藤澤雅親 | 16 柿原翔也 | 17 新井優翔 | 18 桑原雄大 | 19 丹羽大賀 | 20 尾崎輝 | 21 安達峻 | 23 アンダーウッド | 28 伊藤脩紀 | 29 マルシオ | 30 井上雅哉 | 31 村田怜 | 32 山本悠太 | 33 十文字蒼空 | 34 大崎聖弥 | 36 高橋勝紀 | 40 河合基博 | 41 西郷悠輔 | 43 浦田尚成 | 44 中田陸 | 48 風間由伸 | 49 ライアン | 51 原田貴典 | 55 青野慧太 | 60 平野翔悟 | 63 重本駿斗 | 65 高瀬知規 | 66 マーティンJr | 67 大野翔 | 69 アリアス | 70 荒木直矢 | 98 花田広生 |
捕手 | 2 結城智也 | 22 子日貴啓 | 38 西尾隼汰 | 52 原敬志朗 | 57 山内航基 | 62 水谷徹 |
内野手 | 0 ラファエル | 1 清水聖貴 | 3 中野和之 | 5 小野塚将崇 | 6 桜井将希 | 9 渡辺和真 | 10 安川昂平 | 24 渡辺翔太 | 47 高谷祐希 | 50 川島陽太 | 53 坪内加津佐 | 54 祖父江優也 | 59 杉山悠生 | 61 森本洸佑 | 64 日吉健汰 | 68 マルティネス | 97 佐藤涼真 |
外野手 | 4 スアレス | 7 新田拓也 | 8 上田真悟 | 25 稲垣大翔 | 35 ロドリゴ | 37 牧野敬将 | 42 バーネット | 45 山名星芽 | 46 吉竹力弥 | 56 原口陽太 | 58 石渡直樹 |
育成選手 | 201 広沢武蔵(投手) | 202 千田健太郎(捕手) | 203 小倉塁(捕手) | 204 三浦剛(内野手) | 205 太田一星(外野手) | 206 川野宏成(外野手) | 207 岩城俊也(外野手) | 208 木村良樹(内野手) | 209 林瑞樹(外野手) | 211 杉山達之助(外野手) | 213 笹野裕生(投手) | 215 嶋孝太(投手) | 216 大下将俊(投手) | 218 北村蓮(投手) | 219 田尻照喜(投手) | 220 丸山竜平(内野手) | 223 尾形幸太郎(投手) | 224 中島朋樹(内野手) | 225 松尾維斗(投手) | 239 藤本真人(投手) | 241 ミランダ(投手) | 242 バルデス(外野手) |
東海グランパス 2015年ドラフト指名選手 | |
新人選手選択会議 | 1位:鈴木隆太 | 2位:子日貴啓 | 3位:伊良部宏次朗 | 4位:高橋勝紀 | 5位:白川元基 | 6位:祖父江優也 | 7位:大野翔 |
育成選手選択会議 | 1位:田中勇昇 | 2位:吉本勇人 | 3位:黒田佳郎 | 4位:佐田浩弥 |