長谷部 ロドリゴ(はせべ ろどりご、Hasebe Rodrigo、1996年4月2日 - )は、山形県長井市出身のプロ野球選手(外野手)。支配下登録後の登録名はロドリゴ。
来歴[]
プロ入り前[]
生まれはブラジル・サンパウロで、両親はともに日系ブラジル人。3歳の頃に両親に伴われ、父方の先祖が住んでいた山形県長井市に移住、長谷部の希望で公称の出身地はこの長井市としている。この時同時に日本に帰化し、日本とブラジルの二重国籍を有している。
野球を始めたのは中学生になってからだが、持ち前の身体能力の高さで投手を務めあげた。進学した羽前高では4番でエースとして、投手としては最速145キロのストレートを、打者としては高校通算23本塁打のパワーを武器に活躍したが、甲子園出場はならなかった。
東北経済大に進学後は、投手と外野手の二刀流でリーグ戦に出場。2年時に死球で右手首を骨折するアクシデントがあり、その影響で投手を断念した一方で、これまで右投左打だったものをスイッチヒッターにも転向した。
50m5.9秒の俊足、遠投110mの強肩とパンチ力のある打撃でドラフトでは上位候補として注目を集めたが、2018年ドラフトでは支配下での指名がなく、育成ドラフトで東海グランパスから2位指名を受ける。当初は難色を示したが、のちに入団に至った。入団当時の背番号は205。
プロ入り後[]
ルーキーイヤーの2019年は三軍で100試合すべてに出場し、打率.283、8本塁打42打点の成績を残す。その合間に二軍の試合にも出場し、21試合で打率.242、2本塁打8打点をマークした。
2020年は開幕から二軍で好調で、4月22日には支配下登録を受けて背番号を35に変更。同時に、登録名をフルネームからロドリゴとした。この年は5月には一軍デビューを果たし、8試合に出場している。
2021年は一軍で28試合に出場し、打率.222。プロ初本塁打を含む3本塁打を放った。
2022年は出場機会を前年よりほぼ倍増させ50試合に出場。打率.259、2本塁打12打点をマークした。
2023年は自己最多を更新する55試合に出場。打撃で結果を残せず打席数は減少したが、外野手のバックアップとして貴重な働きを見せた。
選手としての特徴・人物[]
50m5.7秒、遠投110m超の非常に高い身体能力を持つ。
詳細情報[]
年度別野手成績[]
年 |
球 |
試 |
打 |
打 |
得 |
安 |
二 |
三 |
本 |
塁 |
打 |
盗 |
盗 |
犠 |
犠 |
四 |
敬 |
死 |
三 |
併 |
打 |
出 |
長 |
O |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | 東海 | 8 | 12 | 11 | 3 | 0 | 1 | 0 | 5 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | .273 | .333 | .455 | .788 | |
2021 | 28 | 68 | 63 | 14 | 2 | 1 | 3 | 24 | 10 | 3 | 3 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | 16 | 2 | .222 | .265 | .429 | .693 | ||
2022 | 50 | 124 | 114 | 29 | 6 | 2 | 2 | 45 | 12 | 5 | 2 | 0 | 1 | 9 | 0 | 0 | 30 | 2 | .254 | .306 | .395 | .701 | ||
2023 | 55 | 95 | 85 | 20 | 3 | 1 | 1 | 28 | 12 | 4 | 2 | 0 | 1 | 8 | 0 | 1 | 21 | 1 | .235 | .305 | .329 | .635 | ||
通算:4年 | 141 | 299 | 273 | 66 | 11 | 5 | 6 | 105 | 35 | 13 | 8 | 0 | 3 | 22 | 0 | 1 | 71 | 5 | .242 | .298 | .385 | .682 |
タイトル[]
表彰[]
記録[]
背番号[]
- 205(2019年 - 2020年4月21日)
- 35(2020年4月22日 - )
登録名[]
- 長谷部 ロドリゴ(2019年 - 2020年4月21日)
- ロドリゴ(2020年4月22日 - )
登場曲[]
- 「My HERO」ビーグルクルー
関連項目[]
東海グランパス 2024 | |
監督・コーチ | |
監督 | 74 安達真一郎 |
一軍コーチ | 77 高垣雅久(ヘッド) | 76 山口敦哉(投手) | 78 大森尚哉(投手) | 72 大嶺嘉久(打撃) | 80 早川照信(打撃) | 84 中里賢(内野守備走塁) | 75 伊地知嘉治(外野守備走塁) | 81 水沢孝人(バッテリー) | 92 小川猛也(コンディショニング) | 93 栖原直哉(コンディショニング) |
二軍監督・コーチ | 71 北村昇平(監督兼外野守備走塁) | 73 青木祐一郎(投手) | 88 成田寿浩(投手) | 86 長谷川元樹(打撃) | 82 近藤凌介(打撃) | 89 脇谷良照(内野守備走塁) | 91 高橋淳(バッテリー) | 94 日笠裕典(コンディショニング) |
三軍監督・コーチ | 96 松原拓哉(監督兼内野守備走塁) | 79 小山忠久(投手) | 85 荻原俊介(打撃) | 83 森良太郎(外野守備走塁)| 87 岡崎一矩(バッテリー) | 95 高橋雅人(コンディショニング) |
支配下選手 | |
投手 | 11 関慶裕 | 12 神野知希 | 13 荒木直矢 | 14 櫻井政康 | 15 藤澤雅親 | 16 柿原翔也 | 17 新井優翔 | 18 桑原雄大 | 19 丹羽大賀 | 20 尾崎輝 | 21 安達峻 | 23 菊池健太朗 | 26 佐伯勇吏 | 27 神坂郁祐 | 28 小松海士 | 29 宮﨑涼輔 | 30 井上雅哉 | 31 村田怜 | 32 前田蓮 | 33 十文字蒼空 | 34 大崎聖弥 | 40 河合基博 | 41 西郷悠輔 | 44 中田陸 | 48 風間由伸 | 58 マロッキ | 60 平野翔悟 | 61 大下将俊 | 63 重本駿斗 | 64 北村蓮 | 65 高瀬知規 | 67 大野翔 | 69 アリアス | 98 花田広生 | 99 ミランダ |
捕手 | 2 結城智也 | 22 子日貴啓 | 38 西尾隼汰 | 52 原敬志朗 | 57 山内航基 | 62 水谷徹 |
内野手 | 0 渡邉貴裕 | 1 清水聖貴 | 5 小野塚将崇 | 6 桜井将希 | 9 渡辺和真 | 10 森本洸佑 | 24 渡辺翔太 | 31 祖父江優也 | 36 澤井夏希 | 39 篠原智隆 | 47 高谷祐希 | 50 川島陽太 | 53 坪内加津佐 | 54 大橋優里 | 55 大下知恭 | 59 杉山悠生 | 70 佐藤涼真 |
外野手 | 7 新田拓也 | 8 上田真悟 | 25 稲垣大翔 | 35 ロドリゴ | 37 牧野敬将 | 42 ジョンソン | 45 山名星芽 | 46 吉竹力弥 | 51 折笠勇気 | 56 原口陽太 | 68 太田一星 | 90 バルデス | 97 岩城俊也 |
育成選手 | |
投手 | 201 広沢武蔵 | 211 石毛千晴 | 215 嶋孝太 | 219 田尻照喜 | 221 前原和希 | 223 浦田尚成 | 225 松尾維斗 | 231 曽我大弥 | 232 渋沢達郎 | 233 権藤崇史 | 234 米倉哲也 | 243 グリエル | 245 ヒメネス |
捕手 | 202 嶋田勇輝 | 203 小倉塁 | 208 宇佐美虎南 | 212 増田創太 |
内野手 | 204 三浦剛 | 205 野口甲斐斗 | 206 工藤大志 | 210 菅歩紀 | 213 三村雄吾 | 214 三村礼士 | 220 丸山竜平 | 226 猪子寛人 | 237 秦航祐 | 244 ペーニャ | 264 日吉健汰 |
外野手 | 209 林瑞樹 | 222 芝晶 | 224 瀬良誠 | 246 イノア |
東海グランパス 2018年ドラフト指名選手 | |
新人選手選択会議 | 1位:大崎聖弥 | 2位:藤本真人 | 3位:原敬志朗 | 4位:青野慧太 | 5位:杉山悠生 |
育成選手選択会議 | 1位:笹野裕生 | 2位:長谷部ロドリゴ | 3位:川野宏成 | 4位:佐藤涼真 | 5位:中田陸 | 6位:松川開人 |