麻生 晃汰(あそう こうた、1995年2月2日 - )は、大分県由布市出身のプロ野球選手(内野手)。
来歴[]
プロ入り前[]
小学生時代は野球の他に水泳、陸上、相撲などをやっており、スポーツ万能でどの大会に出ても優秀な成績を収めていた。中学生になった時に野球一本に絞り、シニアリーグで投手として活躍した。
別府高に進学後は投手兼外野手としてプレー。1年秋からベンチ入りし、2年夏の県大会では準決勝でのちにチームメイトとなる廣田侑季を擁する豊洋高と対戦し、廣田を3打席連続三振に抑えるなどの活躍で勝利。続く決勝でも勝利して、チームを初の甲子園出場に導いた。3年夏の大会はエースとして2年連続の甲子園出場を目指したが、決勝では前年とは対照的に廣田に本塁打を浴びるなど、豊洋にリベンジを許して県大会準優勝に終わっている。
関西工科大に進学後、1年時は投手としてプレーしていたが2年時から内野手へ転向する。高い身体能力を武器にすぐに頭角を現し、3年春から遊撃手のレギュラーとして出場。通算5季で打率.325、6本塁打、11盗塁を記録した。
2016年ドラフトで、愛媛ブルークラウンズから4位指名を受けて入団。廣田は前年の育成ドラフトで同じ愛媛に入団しており、かつてのライバルがプロで同じチームで相まみえることとなった。
プロ入り後[]
ルーキーイヤーの2017年は一軍キャンプに抜擢されているが、春季キャンプで左足首を痛めて離脱。4月には二軍で復帰したが、4月下旬の試合で自打球を右足甲に当てて骨折し、再度離脱してしまった。7月に実戦復帰して以降は二軍で出場を重ね、シーズン最終盤の10月上旬に一軍初昇格を果たした。一軍では2試合に出場し、いずれも途中出場でノーヒット。
2018年は安田脩平のケガによる戦線離脱の間に一軍昇格を果たし、昨季を大きく上回る21試合に出場。プロ初安打、初盗塁を記録した。
2019年は自己最多を更新する23試合に出場。打率.265をマークした。
2020年は21試合の出場で、自己最多55打席に立つ。打率は.229と低迷したが、こちらも自己最多の11安打を放っている。
2021年は自己最多を2年振りに更新する48試合に出場。打撃が好調で、少ない打数ながら打率.303をマークし、プロ初本塁打も記録している。
2022年は自己最多79試合に出場し、スタメン出場の機会も多く得た。打率は.268に留まったものの、3本塁打20打点と5盗塁はキャリアハイをマークしている。
選手としての特徴・人物[]
50m6.0秒の俊足と、遠投95mの強肩を誇る。打撃力は粗さが残るものの、パンチ力があるプルヒッター。
詳細情報[]
年度別野手成績[]
年 |
球 |
試 |
打 |
打 |
得 |
安 |
二 |
三 |
本 |
塁 |
打 |
盗 |
盗 |
犠 |
犠 |
四 |
敬 |
死 |
三 |
併 |
打 |
出 |
長 |
O |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 愛媛 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | |
2018 | 21 | 22 | 19 | 4 | 1 | 0 | 0 | 5 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 | 1 | .211 | .250 | .263 | .513 | ||
2019 | 23 | 39 | 34 | 9 | 1 | 0 | 0 | 10 | 4 | 2 | 1 | 1 | 0 | 3 | 0 | 1 | 7 | 0 | .265 | .342 | .294 | .636 | ||
2020 | 21 | 55 | 48 | 11 | 2 | 0 | 0 | 13 | 4 | 2 | 1 | 3 | 0 | 4 | 0 | 0 | 13 | 1 | .229 | .288 | .271 | .559 | ||
2021 | 48 | 84 | 76 | 23 | 4 | 0 | 2 | 33 | 11 | 4 | 2 | 1 | 0 | 6 | 0 | 1 | 14 | 0 | .303 | .361 | .434 | .796 | ||
2022 | 79 | 212 | 194 | 52 | 8 | 1 | 3 | 71 | 20 | 5 | 2 | 1 | 0 | 16 | 0 | 1 | 43 | 2 | .268 | .327 | .366 | .693 | ||
NPB:6年 | 194 | 414 | 373 | 99 | 16 | 0 | 5 | 132 | 39 | 15 | 6 | 8 | 0 | 30 | 0 | 3 | 83 | 4 | .265 | .325 | .354 | .679 |
タイトル[]
表彰[]
記録[]
背番号[]
- 25(2017年 - )
登場曲[]
- 「キズナ」Hi-Fi CAMP
関連項目[]
愛媛ブルークラウンズ 2024 | |
監督・コーチ | |
監督 | 75 大野泰隆 |
一軍コーチ | 77 河野雅裕(ヘッド) | 76 山田知史(投手) | 86 長瀬雅毅(投手) | 81 鶴岡優太郎(打撃) | 78 田崎直哉(打撃) | 79 小山田大樹(内野守備走塁) | 84 黄川田和史(外野守備走塁) | 73 富田達哉(バッテリー) | 93 田中潤児(コンディショニング) | 92 高崎富久雄(コンディショニング) |
二軍監督・コーチ | 87 平井一基(監督) | 83 大島寿憲(投手) | 72 太田拓矢(投手) | 74 宮崎琢真(打撃) | 71 武藤博史(打撃) | 89 谷麟平(内野守備走塁) | 80 奈良康介(外野守備走塁) | 85 高野久雄(バッテリー) | 95 松尾賢志(バッテリー補佐) | 91 平岡恭兵(コンディショニング) | 94 田端勇士(コンディショニング) |
支配下選手 | |
投手 | 11 西村悠祐 | 13 宮本俊 | 14 西口佳祐 | 16 久保純也 | 17 小林貴将 | 18 小野田達也 | 19 藤林貴裕 | 20 鈴木涼 | 23 澤野航大 | 24 高林敦也 | 26 長内圭 | 29 有馬遼翔 | 30 栗林悟史 | 31 山本翔樹 | 33 鈴木宗 | 35 清家廉 | 36 八木武揚 | 37 中村栄佑 | 38 ジョセフ | 41 マルシオ | 42 ウォーカー | 43 岡本研吾 | 44 長野達哉 | 47 岩井翔 | 49 マクドナルド | 50 柳沢朝陽 | 54 加藤航平 | 58 武本紫龍 | 59 橋本祥太郎 | 60 鎌田優希 | 62 アシージアン | 66 清水寛幸 | 68 石井凌汰 | 70 村上航生 |
捕手 | 3 斎藤昌磨 | 22 西井隆也 | 32 廣田侑季 | 55 青木悠平 | 57 豊永将斗 | 65 大本怜人 | 69 山下涼 |
内野手 | 00 達宏陽 | 2 ホッジス | 5 大熊貴典 | 7 宮野大智 | 9 安田脩平 | 10 木谷真太郎 | 12 福永恭也 | 25 麻生晃汰 | 28 岡海聖 | 34 瀬戸友亮 | 39 布施大輔 | 40 神吉颯 | 45 芦沢伊織 | 46 山崎佑生 | 52 田島虎太郎 | 55 山岡大夢 | 56 永澤佑磨 | 61 伊藤裕大 | 67 バーンハート | 99 島崎勇士 |
外野手 | 0 千葉愛斗 | 1 阿部泰史 | 4 池田幹也 | 6 畠山将平 | 21 河野翔希 | 27 豊島将吾 | 51 新城大地 | 53 大村麗音 | 63 石黒佳樹 | 64 立石昂輝 |
育成選手 | |
投手 | 112 樋口将生 | 113 猪本修悟 | 115 横山優一郎 | 116 宇賀地秀隆 | 141 安藤大暉 | 149 本堂來芽 |
捕手 | 102 森山比呂 | 103 高橋紘太郎 |
内野手 | 101 芦田勘太 |
外野手 | 104 前川祥樹 | 114 島田拓二郎 |
愛媛ブルークラウンズ 2016年ドラフト指名選手 | |
新人選手選択会議 | 1位:豊島将吾 | 2位:鈴木涼 | 3位:澤野航大 | 4位:麻生晃汰 | 5位:和田凌馬 | 6位:大本怜人 |
育成選手選択会議 | 1位:吉川健吾 | 2位:崎山皓斗 | 3位:津田拓巳 | 4位:宇野海飛 |